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ヒーリングを受けることができて本当によかった。おかげさまで帰宅後も、とてもすっきりした気持ちで過ごしております。
今日起きたすべてが私にとって初めての体験で、いまだに驚きと興奮がまだ冷めやらぬ感じです。
近所に住む幼稚園のママが “私を先生の所に・・・” としきりに勧めていたのも、偶然ではなく導かれたものだったのだと今は確信しております。
− 体験を記述してみました。−
椅子に腰掛け先生から伝わってくるパワーを手に乗せ、私は瞳を閉じて精神を集中させました。
しばらくすると真っ暗な闇の中に、うすらぼやけた赤くところどころが光る様子が見えました。周りにはたくさんの線のようなものが見え、赤ちゃんの瞳の奥が見えました。
誰かのおなかの中で、目を閉じて手を握っていることがわかりました。
あたりを見渡してみても何も見えず、ただおなかの中にまだいる感じだけがわかりました。
しばらくすると悲しげな顔をしている27〜8歳の女性の横顔が見えました。
難しい表情で下を見ています。グレーの髪を腰の辺りまで伸ばし、凛々しい眉毛に大きな瞳が印象的でした。
その人は深い谷の淵に立ち、下を見下ろしています。下には川がごうごうと流れています。
その瞬間、私がぐるぐると回りだしました。ぐるぐるぐるぐると、いつまでも回り続けています。私をおなかに宿したまま、お母さんが谷底に身を投げたのがわかりました。
その後、私とお母さんは先生の言葉によって、川の底から光の中へ導かれていきました。私はお母さんと会えた喜びでいっぱいでした。涙があとからあとから出てきました。お母さんを見ると白い顔にやさしい笑みをうかべ、私に「ごめんね」と言いました。
でもその顔はさっきの悲しい顔ではなく、とても白く穏やかな顔になっていました。
お母さんに手を引かれ光のなかへ進んでいく私は、3歳くらいの少女になっていました。金髪に大きな瞳の可愛らしい女の子です。お母さんと光の長い道を進んでいくと、三角屋根(教会のような建物)の暗い部屋に入りました。周りにはたくさんの椅子が並んでいます。
すると奥から何十人もの黒いマントに黒い頭巾のようなものをかぶった人達が、こちらに向かって歩いてきました。そしてお母さんを抱え、消えてゆきました。
私はひとりその場所に残されました。
すると今度は白い髭をはやしたおじいさんが、私に手をさしのべてやさしくほほえんでいます。とてもりっぱな高貴な輝きをもった人です。
私は“おじいさんだ!”と思いました。手をつないで安心して一緒に歩いて行きました。
先生にうながされ、おじいさんの名前を尋ねてみると“ジョセフ”とだけ答えました。
二人で歩き出すと、すぐに広大なお花畑に出ました。光り輝いて、小さな色とりどりの花が無数に広がるお花畑です。
嬉しさと安心した気持ちに包まれながら、赤いワンピースを着た私は弾みながらおじいさんと歩き続けました。
前にはとても強く明るく光る何かが見えます。でもあまりにも眩しくてよくは見えません。その中へおじいさんと歩いて入ると、辺りがびっくりするほど明るくなり、真ん中に白く輝いている背もたれの長い大きな椅子がありました。
おじいさんは私をそこへ座らせました。
私は黒っぽい花柄の豪華なドレスを着て、髪を編みこみのような感じに硬くセットした20代の女性の姿でそこへ座っていました。頭にはティアラのようなものが乗っています。
そのすぐ隣に、私にぴったり寄り添うように今世の主人が立っていました。私を守る側近の兵士のようです。
(周りに誰かいますか)の先生の声に見渡すと、小さく奥の方に今世の父がいました。どうやら馬番かなにかのようです。
私が座る椅子のすぐ後ろには、今世の弟が大きな姿で立っています。
そのすぐそばに、それより少し小さめの今世の姉が、布のようなものをかぶって立っていました。鋭い目つきで何か霊的能力が備わっている人に見えました。
そこにいるのが王族の人間たちなのだとわかりました。
その瞬間、谷底へ身を投げた前世の私のお母さんは、宿ってはいけない王族の私を宿してしまった苦しみで、この世を去ったことがわかりました。
“私さえできなければ・・・” と母親に対する思いから、涙が後から後から流れて止まりませんでした。
先生の(あなたが悪いんじゃないのよ)との声で、悲しみの気持ちが治まりはじめました。
私たちは下を見ていました。
地上では馬に股がったたくさんの兵士が戦いで血を流しています。
白い髭のおじいさんは、とても苦しい顔をしています。
(あなたとそのおじいさんは、どういう関係?)先生の声に、私のおじいさんだとわかりました。
でもそのときのおじいさんは、教会で私を連れにきてくれたおじいさんとは少し違った感じになっていました。
白い長い服を着て、髭は胸の辺りまで伸び、白い杖を片方の手に持って立っていました。頭からは金色に光が高く伸びています。
先生からの(おじいさんから、何かメッセージは?) との問いかけを伝え、尋ねると、おじいさんは「この先、地球に住む人間たちには、たくさんの病気と災害がやってくる。一人でも多くの人に、平和と愛を伝えて欲しい」と、「そして救ってほしい」と言いました。「どんな方法で」と問いかけると、おじいさんは続けて「人間には知恵がある。必ずそれを見つけ出せるはずだ」と言いました。
長い白い杖を真っ直ぐに“先生”の方向に向け、とても強い表情で言っていました。
白い杖を先生の方にずっと向けたまま、
戦ってはいけない
血を流してはいけない
教会で別れたお母さんが・・そばへ来ました。
先生を見て微笑んでいます。
おじいさんの背中からは光が広がり、真っ白な髭が風で大きくなびいていました。その言葉を言い終えるとおじいさんはだんだん小さくなり、光を放ちながら上へ登っていきました。
そしてそこに残ったのは、生まれ変わった“今世の自分”なのだと気づきました。
「今の両親を選んで、この世に生まれてきた理由は?」と先生に問われ、
「私の父は心がまっすぐで清らかな人だったからです。そして私のために命を落としたからです。」と言いました。
「母はたくさんの徳を積んで来た人で、この人なら私を世界へつなげ、広い心で解き放ってくれると思ったからです」とも答えました。
戦いのあったヨーロッパの中世の街並みを見ていたこの天界での体験で、“この世に、今の私として生まれ変わった意味”がはっきりとわかりました。
私が常に心に抱いていたこだわり、“なぜ、この世に私は生まれてきたんだろう。どういう人生をまっとうすべきなんだろう”との思いが、いま少しづつわかってきた気がしています。
この世に生を受ける事なく光へと導かれたHJさんの一つ前の前世。
その意味を天界ではっきりと知ることが出来ました。谷底へ落ちる時の感覚が、今世、耳鳴りとなって苦しんでいたHJさんは、体験を終えた後、すっきりした笑顔にかわっていました。
今世生まれた意味を受け取ったHJさんの、これからがとても楽しみです。
(れもん)
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