|
以前は、悩みだらけだったが、最近はだいぶ悩む事が減ってはきていた。だけど、自分の奥にある本心が頭で色々考えてしまうせいか、見えなくなる事があり、今回も自分の奥底にある本心を知りたくて、セッションをお願いした。
今回は主に新しい仕事を引き受けるべきか、やめるべきか、などを悩んでいた事と、数ヶ月前から習い始めていた歌のレッスンが、このまま習って歌を上達させたい気持ちもあるのに、その先生に会うのが嫌な気もしはじめ、自分で判断がつかなかったという内容についてだ。
早速、レモン先生に悩みを伝えて、色々とお話ししたあとに、目を閉じてヒーリングを受けると、音符がたくさん浮かんできた。
ピアノを弾きたい気持ちになった。右膝に痛みを感じていると、右膝下の足が切断されたような感覚がした。
レモン先生の「今どこにいるの?」という声を聞き、自分が過去世の記憶にアクセスした事が分かった。当時の自分はドイツかどこかで18歳位の青年だった。
足の切断の理由は、夜間に道で突然襲われて、右太ももを刺されたようだった。
私は、何故襲われたのか心当たりがあった。
現世では、数ヶ月前から、歌のレッスンを習い始めていて、その先生のおかげで高音も出るようになった。その先生は、とても技術力が高く、まさに教える事の才能が素晴らしかった。レッスン内容が素晴らしいため、通い続けていたにもかかわらず、何故か最近になり、その先生に会いたくない気持ちが湧き上がり悩んでいた。
前世の話に戻ると、その歌の先生は、当時の私の良いライバル相手だった。彼と私は、二人ともピアノの才能に溢れていて、ピアニストの仲間だったが、途中から私ばかりが有名になりはじめ、彼は私の成功を羨ましく思うようになった。特に貧しい環境で生まれ育った彼にとっては、私の成功は私自身の能力というよりは、裕福な家庭により、素晴らしい先生や楽器などを与えられたおかげのため、才能や実力としては、彼の方が優れているはずなのに、裕福を元に成り立っている私の成功に納得がいっていなかった。当時の私自身も、それに賛同するような考えがあり、私の成功は真の私の実力ではなく、豊かな環境の力が大きいと感じていたため、彼に対してひけめのような感覚もあったようだ。
なので、私が道で襲われた時に、彼が誰かに依頼して私を襲わせたのだろうと直感的に思った。
私の怪我は、本来であれば普通に回復して、デメリットといえば大事な発表会に数回出席出来なくなるだけで、そこまで大きな打撃にはならないはずだったが、傷が化膿してしまったか、神経にまで傷が到達したのか、とにかく膝下を切断する事になってしまった。
私は、足がないとピアノのペダルを踏めなくなるので、それを機会にピアノへの興味がなくなった。
ライバルだった彼は、想定していた以上に私に酷い事をしてしまった。少しの嫌がらせをするつもりが、まさか足を切断するまでの大きな怪我になってしまったため、私の人生を狂わせる事になり、彼はとても自分を責めるようになり、その気持ちが原因で彼はお酒を飲み過ぎるようになり、酒場にいつも通うようになり、そこでたまにピアノを弾くくらいになり、堕落していった。
私は、数年間を家でゆっくりと過ごし、数年後には自分でピアノを弾く事は出来ないため、代わりに教えてみよう、と思い始めた。最初は子供達に教え始めて、途中からは大人にも教えるようになった。最初はピアノの弾き方を教えていたが、途中から譜面の読み方なども教えるようになった。
ピアノの生徒さんの中には、今世での私の英会話の生徒さん達も数人いた。彼らはこの時に、私が彼らに自由にピアノを弾くスタイルの教え方をしていたため、楽しかったようで、また現世でも私の英会話レッスンを受けに来てくれたそうだ。現世でも、実際に英会話が楽しい!と喜んでレッスンを受講してくれている。
過去世の私は40、50代になると、義足をつけるようになり、教える事はやめて、自分でまたピアノを弾き作曲もするようになった。
最後は、70代で結核にかかり、亡くなったようだった。
当時の自分が亡くなると、当時の両親や祖父母が天からお迎えに来てくれた。そしてライバルだった彼もお迎えに来た。彼は、ごめんなさいと謝っていた。
レモン先生の「お迎えが来ましたよ。雲の上に上がって」という声を聞き、雲の上にいくと、私は後悔のような気持ちが湧き上がった。
それは、過去世での私は、「環境のせいで出来ない」といった誤った考えがあり、「不遇な環境で生まれ育った人は可哀想だ。恵まれた環境の成功は当たり前だ。」のように、考えていたため、恵まれた環境で育った自分は、自分の実力ではなく環境のおかげで成功出来たと思っていたため、自信もなく、また貧困で育ったライバルに同情までしていた。そのような誤った考えが、彼の不満を増長させてしまった事もあり、襲われる事件にまで至ったようだった。もし私が、育った環境などは一切関係なく状況をみていたら、純粋に彼の努力と才能を讃えていただろうし、自分自身の行った努力や才能も認めてもっと自分を邁進させることが出来たと思う。
最後に、過去世から今の自分へのメッセージは、「大丈夫だよ。よくやってるよ。心配ないよ。」だった。新しい仕事への挑戦に不安を感じている私にくれた応援メッセージだったと思う。そして、今後改めて、人を見る時に、その人が裕福か、見た目が良いか、才能があるか、など、表面的なことではなく、もっとその人の本質や本音をみることの出来る人になりたいと思った。
今回の人生で出会う人々は SKさんと前世でも深いかかわりのあった人達です。 お互いが成長して、自分自身を磨くために出会っています。 素晴らしい出会いを大切にしましょう。
れもん
|
|