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  11/2006
  前世での想いが叶い幸せ  
MSさん
 
 セッションが始まって、まず目の前に広がったのは断崖絶壁の海のイメージでした。
そこから胸が苦しくなり、動悸が激しくなり、目の前は真っ暗な闇に。
先生から「何が見えますか?」 と質問をされても何もイメージが浮かびません。
私には前世が見えてこないのかと不安に思っていたら、先生の優しい導きで段々とイメージが目の前に広がってきました。

 私はインディアンのような格好をしたティーナという女の子。
ティーナは貧しい家の娘でしたが、優しくて明るい母(現世での母)、温かい眼差しの父(現世での父。他界してますが・・・)、可愛い弟(現世での私の息子)に囲まれて、とても幸せでした。
その家ではヤギを飼っていたのですが、そのヤギは現世で飼っているペットの犬でした。
(その犬は私がペットショップで出会い、沢山いる犬の中で何故かその犬だけがどうしても気になり、私が毎日ショップへ通い詰めて、通い詰めて・・・そして我が家へ迎えた犬だったのです!)

 ある日ティーナはそんな大事な家族の為に、遠く離れたあるお屋敷に奉公へ出ることになるのです。
そのお屋敷はとても立派で、偉い人のお屋敷のようです。
(セッションの時、「ここはイギリス」と言いましたが、実はイギリスではなくアメリカに侵攻してきたイギリス人のお屋敷でした。)
このお屋敷にはティーナのようなメイド達が沢山います。
そのメイド達の長をしているお婆さん(現世での主人の母)は、とても厳しい人です。
お屋敷のお嬢様(現世での主人の妹)は意地が悪く、メイド達をいつも見下して差別的な扱いをしています。
けれどどんなにつらい事があっても、ティーナは遠く離れた家族を想い、孤独に耐え懸命に働きます。
そんな中、ティーナにいつも優しく接してくれた庭師がいました。(それが今の主人です。)
その庭師はティーナに好意を持っていて、ティーナもまた庭師に恋心を抱いていたのです。 が、庭師は白人。人種差別の時代だったので二人は想いを打ち明ける事もありませんでした。

 そして場面が変わり、ティーナが断崖絶壁の海で泣いています。
そうです。私が最初に見た、あの海です。
ティーナは絶望しています。ティーナの辛くて苦しくて哀しい気持ちが、私の中に押し寄せてきます。
私は涙が止まりません。
ティーナが想いを寄せていた庭師が他の女性と結婚してしまったのです。
ティーナは長い間孤独に耐えて来ました。淋しさに耐えて来ました。
けれど唯一の心の拠り所だった庭師が結婚してしまった時、ティーナの心は壊れてしまったのです。
「どんなに頑張っても、頑張っても、頑張っても・・・報われない事もある・・・」
ティーナの心はそう言っています。
そしてティーナは海に身を投げます。
・・・私が最初に感じた胸の苦しさは多分この時の記憶です。


 私はセッションを受ける前、うつ病を患っており自殺を考えることもしばしばでした。
幸せなはずなのに、その幸せを感じることが出来ませんでした。
けれどこの前世を知ってから、ティーナの想いを受け止めてから、
私の中で何かが変わりました。
セッションを受けて本当に良かったと思っています。
心から感謝しています。
先生、本当にありがとうございました。
あ! それから、この前世療法の結果を楽しみにしていた実家の母に電話で報告をしましたら、「やっぱり私は前世でもお父さんと夫婦やったんや〜」と、とても嬉しそうにしていましたよ。(笑)



 体験記をお寄せいただき、ありがとうございました。
セッションのあと、MSさんから体験の様子をお聞きになったご主人様も、ご自分がティーナと一緒だった事を思い出された とのことでした。
ご主人様も同じように感じてくださってよかったですね。
お二人の想いが繋がったのですね。
たくさんの縁のある人々に囲まれて出会えた事に感謝し、幸せに向かって進んでいってください。

                      (れもん)