＜７回目のセッションにて＞

　その日は私の誕生日でした。
「もしかして、特別な何かが起こるかも」期待半分・怖さ半分で臨みました。
　セッションが始まってすぐ、先生に「自分の中にある“私にはこんな事できない”とかの思い込み、感情の足かせは要らないものなのよ。それが取れてくると自分でも想像もできなかった才能が出てきたり、素晴らしい方向に進んでいきますからね」と言われました。
セッション開始直後にこんな話をされたのは初めてでした。
そして突然目の前に、垂れ目がとても印象的なおじいさんが出てきました。
髪も髭も服も何もかも白で、大きな羽根、頭には金の輪をつけています。
おじいさんの膝枕で、今の私が目をつむり安らいでいました。

　次の場面では、この世に生まれてくるはずだった妹を見つけ、光に帰したりしました。
その間もずっと側で笑顔でうなずきながら、私を見ているおじいさん。

　先生の「あなたの守護天使かどうか聞いてみて」の言葉とほぼ同時に、おじいさんは私の前に大きな姿に変わり立ちはだかりました。
そして両手を差伸べられ思わず握手！！　相変わらず、垂れ目の笑顔。
言葉はありませんでしたが、私の守護天使なのだとすぐに理解できました。
守護天使の名前は「ジョセフ」
ジョセフは、おしゃべりな私と正反対で、言葉数は少なく抽象的な表現をしたり、頷いたり笑顔で答えるだけでした。

　それでも私にとって、とても大切なメッセージをくれました。
「ワガママで自分勝手で思い込みが激しいお前の軌道修正をしている最中だよ。
道はもう開けている。少し大変だが安心して進みなさい。お前の声で皆を暖かい気持ちにしてあげられるように。大丈夫だから、先生に安心して身をゆだね導かれるように」　
ひと通り話し終わると、小さくなって消えてしまいました。

　ジョセフといる間、何とも言えない深い安心感に包まれていました。
想像以上の特別な何かを体験することができました。
最高の誕生日プレゼント。本当の'誕生'日だったかもしれません。


＜追　記＞

　セッションの後、私の中で２つの変化がおきました。
ひとつは、以前のセッションで見た過去世同様に、沢山の人に囲まれながら今世でも常に孤独感があった事についてです。
今までは、「孤独感＝よくない事」と思っていました。
でも今はなぜか、「これから自分の進むべき道にとって、むしろ必要な事」と思うようになりました。理由は分かりません。
今も孤独感は変わりません。でもそれに対する自分の気持ちは大きく変わりました。

　もうひとつは交通事故のことです。
ここ十数年、仕事にプライベートにと車の運転をしない事はほとんどない日々です。
その間、もらい事故も数回あり入院した事もある程です。
そんな中でいつも「もしもセンターラインをはみ出してこっちに来たら大事故になる。
そしたら私死ぬなぁ。死んだら子供はどうなるのかな」等、思いながら常にどこかに恐怖感をもって運転していました。
今は全くといっていい程、そんな事は考えなくなってしまいました。

　情けないですがセッションとどんな関係があって、この急激な変化（思考の）があったのか全くわかりません。
ただ思うのは、今はそれぞれがバラバラな事のようでも、それぞれに意味があって、いずれそれがひとつひとつ結びついていくんだろうと。

　バースティセッションは私にとって大きな転換期になったようです。

(注)　それは孤独というよりも、自分の中にある何か・自分だから出来る何かを思い出したからでしょう。
今、その事に向かおうとしています。強い決意をもって。
そして交通事故や起こる事すべてについて、自分自身に自信を持てるようになり、受け入れ準備が出来たことによって不安や恐怖がなくなり、物事がいい方向に変化してきているからです。
パズルと同じように物事に取り組んでいるうちに、気づかないうちにクリアになっているものです。