一回目の体験
まっ暗な中ただひたすら歩いていました。ずしずしと早足です。自分のような自分じゃないような不思議な感覚でした。大きな細い樹がたくさん繁っている黒い森の中です。
一生懸命空を見ました。光が見えてもまたすぐに暗い中に入ってしまいます。それでもずしずしと歩いています。
自分じゃない自分がだんだんと見えてきました。長身に大きな背中の男性でした・・・。森の中に迷い込み、光を探し続けているのです。
「光に行きなさい」と先生の優しい言葉が聞えました。自分も頑張って光に出ようとしますが目が眩しくて痛さで拒否します。バチバチと瞬きみたいなのが激しいのです。涙もすごい勢いで出てきます。それでも光を見たいから何度も見ようと願い頑張りました。
そうしたら大きく口を開けて光を食べ出しました。口の開けかたは自分の力では開けられない程の強い力です。光が食べたくて食べたくてどうしようもないのです。そして大声で叫ぶのです。もともと低い声の私ですがかなり低い男性の叫び声です。お腹の底からの声です。今の自分ではありません。喉もたくさん開かされました。
そして先生の声でその男性は光へ帰る事ができました。私もとにかく頑張りました。私の中に残っていた意識が光へ帰る事が出来て、終わった後は身体と感覚がすっきりしてました。
普通なら恐い体験かも?しれませんが、私自身全然恐怖感がなく冷静に受け止めていました。
先生の所を訪ねた訳は、
34歳独身、友達にも恵まれ性格も明朗活発です。優しい男性と縁はあっても結局結婚までは行かなくて自分に自身が持てませんでした。
なぜだろう・・・・と。容姿、性格に問題有りなのかなと深く悩んでいました。オーラをきれいにしたら内外面もきれいになれるかなぁ・・・・と思ったのです。
あれから声が少し高くなりました。余談ですが、(笑)カラオケも低い感じの歌や男性の歌しか唄えなかったのに、女性の可愛い歌も少し唄えるようになったのです。男性からも「可愛い声もでるんだね。」と誉めてもらえました。(笑)
あともう一つ、子供の頃から暗い所が大の苦手だったのです。不安で不安でたまらなくなるのです。それは私の中に残っていた意識のせいだったのですね。
もちろん今は暗い所でも大丈夫になりました。
|