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2004/8/21
魂の伴侶に巡り会え感謝
EM さん
 
 そこは雲の上,棺の中で剣を胸にいだいて眠っている私の傍で,王子様が祈っている。
私はフェリア,23才。もう苦しみを感じていない。(今世の私は一週間前から胸の痛みを感じていた。)
導かれて幼い頃に戻った私は,あどけなく可愛らしい7才の女の子,馬に乗った父,12才の兄と共に散歩をしている。
ブドウ畑に向かっていた私たち。4〜5人の騎士がこちらに銃をむけている。
入ってはいけない場所に入った為,父と兄は殺され,私は拉致されて城につれていかれた。
城では王様,お妃様が事情を知って可愛そうに思い,私は子供同様に可愛がられ育てられた。

 17才の頃には賢くで綺麗だったため,王からも信頼され,政治にもかかわっていた。
当時の私は兵士達からも慕われていた為,妃や妹の王女は快く思っていなかったように思う。
 22才の頃,隣国のハンサムな王子様からプロポーズをされたが断った為,戦争となり王やお妃は矢で殺されてしまった。
隣国の王子は私を連れ出してくれたが,私の中には愛しているという感情はなかった。
城の上の部屋に監禁されたが,私の心は,自分を育ててくれた人々が死んでしまったので,自分も死にたいと思っていた。
そのまま月日は流れ,私にとっては窓から外を眺めたり鳥と会話をすることが楽しみだけれど,自分の人生はもう終わったと感じていた。

 パーティが行なわれている場面で,泣いている私は着飾って,そして見世物となっていた。
(綺麗だった)私は,舞踏会での貴族の慰み者として,私を射止めるためのゲームが行なわれ,それが何日も何日も続いていた。物事をあきらめた無表情の私がいた。

 23才の時,窓から空を眺めていた私は,鳥と話していて羽が生えた気がし,鳥になろうと身を投げた。
その時,天使になれた気がした。
それまでの私は,生きているのか,死んでいるのかわからない状態だった。

 霊界に上がった私は棺の中で眠っていて,目を開けたら雲の上にいた。
そこには自分を待ってくれている人がいた。その人は「上から見て,待っていたよ」と言ってくれた。
守護天使のマイケルに尋ねると,その人は魂の伴侶だと教えてくれた。
フェリアとしての人生は,とても寂しい人生で,ずーっと心に穴があいていて大きな痛みを感じていた。
この人生での目的は,カルマの解消の為に体をなげるという事だった。
この人生を終えて,プライドを持って生きることの大切さと,どんな状態にあっても自分をなげることなく,自分は自分である事が大切であるという事を知った。そうすることで魂が高い所にいられるということも。

 フェリアとしての人生で,プロポーズを断った王子は今世の主人であり,その王子と結婚した王女は今世の娘,また,監禁されていた時に世話をしてくれたやさしい人は,今世の友人です。
 今世,主人とはあまりいい関係ではありませんでした。
でもフェリアとしての人生で,プロポーズされた王子(今世の主人)を,たとえ愛せなくても結婚していたら,国と国の争いは起こらなかったはず。今世ではそのカルマの解消で,主人とは一緒になる事を決めてきた,という事もわかりました。
 また,王子と結婚した王女は,当時無邪気で可愛くて何もわからない状態だったので,今世では"娘"として人間の感情とか,いろんな感情を教えてあげなくてはいけない,という事にも気づきました。

 守護天使のマイケルからのメッセージは,
「心地のいい空間を与えなさい。愛せなくても仕方がないことだから,せめて彼の住む家が彼にとって気持ちのよい空間になるよう,あなたが作りなさい。
『ただいま』と言った瞬間においしい料理が出来ていて,子供たちの笑い声が聞こえることが今のご主人の楽しみだから,居心地のいい空間,何も考えなくていい子供たちの笑い声,今出来る事はそれだけ。
仕事も頑張りなさい。早く終わらせてあげるようにするから。毎日仕事が上手くいくように祈りなさい。
ここにいなくてはいけない。国を守らなければいけない」

 今世は貧しい家庭を選んで生まれて来た私は,主人と最初は価値観が同じだったけれど,今は違ってきているのを感じます。でも愛する努力を,今,しようと思っています。