ヒーリング コスモス パロール TOP
2003/12/29
答えは私の中に
晃子 さん
 
 私は小さな頃から、精神世界に漠然とした興味を持っていた。
“私は何者なのか” “なぜこの世に生まれてきたのか・・・” 考える事が好きな子供で、いつか全てを知りたいそんな想いで精神世界について自分の興味・関心を追求してきた23年間。。。
ナチュラルフィーリング
(旧名称)に関しても、“何となく行ってみたい” “もっと色んな事を知りたい” という自分の気持ちに導かれるように足を運ぶようになった。

 毎回セッションで起こる事は、その日その日で違いはあったものの、自分の中の心のスモッグがとれていくような感覚を少しづつ少しづつ日常生活の中でも感じるようになっていた。
その“変化”は、ある日突然何かが変わるというものではなく、気がついたら変わっていた・・・・そういうものだった。
今日も、何となく早く先生に会いたくて、何かが起こっても起こらなくてもどちらでもいい、という気楽な気持ちで先生の所へと向かった。

 いつものように、掌から光を入れてもらうと、私の中から浮き出てくるものに対して、今日は何となくどこをとらえてよいのかわからない状態になった。
色々な画像が次々に入れ替わっていくような、グルグル回っているような・・・そんな感覚だった。
それがひとしきり落ち着いた後、気がつくと私はギリシャのくずれかけた神殿を目の前にしていた。その神殿を客観的に見つめているというような感覚しかなかった。
“先に進んでください”という先生の声が聞え、先に進もうとした私は足ではなく宙に浮かび移動をし始めた。
それから私は、アジアの国(どこかはわからない)に行ったり、トルコの遺跡に行ったりしたが、そこにいる人々には私の姿が見えないようだった。

しばらくそのような事を繰り返している時、私はふと誰かに呼ばれたような気がした。
見上げると頭上には眩しい程の光の塊があり、私はその光に導かれるようにその光に向かって宙を飛んだ。
すごいスピードでいくつもの光を通り抜けていく間に、私は自分の姿がどんどんシンプルになっていくような感覚を覚えた。そして最後の光を突き抜けた時、私の目の前には、片手に大きな水晶を持ち、何かに腰をかけるようにしてこちらを静かに見つめている光の存在がいた。
私はというと、人間のような形ではなく、白く透き通る光そのものになったいた。目の前にいる大きな存在の10分の一程の大きさをした光。

“その存在が誰かわかりますか” という先生の声に従いじっと見つめてみると、なんとその人は3年前にこの世を去った私の祖父だった。
話さずとも私は祖父の温かい愛を感じ、涙がこぼれてきた。
その人は最近まで私の祖父として生きていたこと、そして、こちらに戻ってきてからもいつも見守っていてくれた事を伝えると、私を近くに呼び、自分が手に持っている水晶をのぞく様に言った。
私がその水晶をのぞいて見ると、そこには白い服を着て、横たわった人のエネルギーを整え、悪いものを浄化している若い女性の姿がうつっていた。
そしてそれは、私自身だった。
“おまえはやるべき事がある。沢山の人を助けてあげなさい” と祖父に言われ、私は自分がずっと探し続けていたものに対して、許可をもらったように感じた。
するとその瞬間、金色の光の渦が現れ、球状に変化し光である私の中に入っていった。
“大丈夫、やるべきことはもうお前の中にあるから戻っていいよ”。
祖父からそう言われた気がして、私はまた自分の体の中に入っていった。

目を開けてからもしばらく涙が止まらず、私は涙を流し続けた。
大好きだった祖父がこの世を去ってからも見守ってくれている事、そして自分がずっと探し続けていたものにようやく巡り合えた事・・・。

 今回セッションで私が体験した事が、これからの私の生活にどのような変化をもたらすのか、どのような道を歩んでいく事になるのかは、現時点では全くわからないけれど、答えはきっと私の中にあるはずだ。
人間として生きる日常生活の中で、私の中にあるものを信じ、自分の努力でもって活かしていけたらと思う。

最後にこのような素晴らしい体験を温かく導いて下さった先生、本当に有難うございました。
これからもどうぞ宜しくお願いします。